毛髪の構造についてvol.3

こんにちは。LOREminatomiraiのYU-MIです。
今回も毛髪の構造についてです。

毛髪は外側から順番に
キューティクル(毛表皮)
コルテックス(毛皮質)
メデュラ(毛髄質)
の三層で形成されています。

今日はメデュラ(毛髄質)について解説していきます。

メデュラとは髪の一番内側、中心部にある組織のことです。
蜂の巣状の構造をしており、穴の部分には空気を含んでいます。
タンパク質と脂質を主成分とする細胞からできていて、縦に並んでいます。
細胞が角化しておらず柔らかいのが特徴です。
働きはよくわかっていませんが、髪が膨潤収縮するときの緩衝スペースとなっているようです。
また、毛髪の潤い、弾力性を保っているとも言われています。
一般的に太い髪ほどメデュラが多く、細い髪ほど少なくなります。
軟毛や細毛、新生児の髪にはない場合もあります。
黒髪から白髪に変化したときに広がる傾向が見られるため、断熱の役割を担っているとも考えられています。
メデュラはまだその働きが解明されていない部分でもあります。

毛髪の中心部にあるメデュラをケアするのはなかなか難しいです。
しかしキューティクルが剥がれ落ちることで内部にダメージが進行してしまうことはあるのでまずはキューティクルのケアをしてあげることがとても大切です。

いかがだったでしょうか?
3回に分けて毛髪の構造についてお伝えしました。
次回はメラニン色素について詳しくお伝えする予定です。

LOREminatomirai YU-MI