毛髪の構造についてvol.2

こんにちは。LOREminatomiraiのYU-MIです。
今回も前回に引き続き、毛髪の構造についてです。

毛髪は外側から順番に
キューティクル(毛表皮)
コルテックス(毛皮質)
メデュラ(毛髄質)
の三層で形成されています。

今日は、コルテックスについて解説していきます。

コルテックスとはキューティクルの内側にある繊維状のタンパク質でできている層のことです。
このタンパク質はケラチンと呼ばれ、毛髪に弾力を出す役割があります。
ケラチンの他にも、水分や脂質、メラニン色素が含まれています。
コルテックスの量は毛髪の太さに関係し、水分や脂質の量が柔軟性や固さに影響します。
そしてメラニン色素は髪の色を決定します。
コルテックスは毛髪の85%〜90%を占めており、コルテックスの量が多いほど髪は丈夫になります。
パーマやカラーなどの施術はこのコルテックスに作用しているので、過度なダメージを与えてしまうとコルテックスの量が減ってしまいます。

また、梅雨や雨の日に湿気で癖が出てしまうのも、このコルテックスが関係しています。
コルテックスには水分を吸って膨張しやすいコルテックスと、水分を吸いにくく膨張しにくいコルテックスの2種類あります。
この2種類のコルテックスが規則的に並んでいる毛髪は比較的直毛で、水分を吸っても均一に膨らみます。
しかし、コルテックスの並びに偏りがある場合は水分を吸ったときの膨らみ方がバラバラになりうねりや広がりが出やすくなってしまいます。
湿度が高かったり、梅雨の時期にうねりが顕著に出るのはこういった理由があります。

そのため、毛髪の水分量をなるべく均一にしてくれるヘアケア剤がオススメです。
くせ毛の方用のシャンプートリートメント、洗い流さないトリートメントなども増えてきているので、ぜひ調べてみてください。

次回のブログでは、メデュラについてお伝えします。

LOREminatomirai YU-MI